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地層の技術開発 NUMOが取り組んでいる技術開発についてご説明します。

遠い将来の予測はできるのか。

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地下の環境については長期予測が可能です。また、人工バリアの挙動についてもより正確な予測のための研究が行われています。

地層処分の安全評価は遠い将来の安全性を確かめることですから、将来を予測する必要があります。それでは、私たちの経験や歴史をはるかに超えた時間スケールの中で、将来をどのように予測するのでしょうか。

まず、地層についてですが、地下深部での地層の変化は、数万~数十億年間にも及ぶ地球規模の動きを反映しています。この動きは、過去から現在まで非常にゆっくりとしたものであり、その傾向が未来にも続くと考えられていることから、比較的長期にわたる将来の地下の環境を予測することは可能だと考えられています。

それでは、私たち人間が作り出す人工バリアについてはどうでしょうか。

人工バリアとそのほかの人工物(ビルや橋など)との大きな違いはそれが置かれる環境です。私たちの作り出すほとんどのものは地表に設置されます。地表で起こることは多種多様でその変化も早く、将来予測は大変困難です。しかし地下深部では、すべての変化がきわめてゆっくりとしていることから、私たちが作り出した人工バリアも地下深部に埋設することにより、その変化は非常にゆっくりとしたものと考えられます。地下の環境を想定した基礎的な実験を行うことによって、人工バリアで生じる現象を理解して将来予測ができるのです。安全評価では、私たちの知見をもとにして、こうなるかもしれないといういろいろな筋書き(シナリオ)を考えて、将来の予測が行われます。