地層処分は、処分する場所の地下を良く知ることが大切です

地層処分の安全性は、物質を閉じ込める地下の環境に大きく依存することになるため、その場所特有の地質特性や自然現象を考慮、検討することが必要になります。

特に日本は、火山が多い、地震がよく起きるなどの特徴を持っています。
このような国土の中で、地層処分を安全に実施できるような場所がはたしてあるのか、という疑問を多くの方がお持ちになると思います。
地下深くに処分した廃棄物が人間の生活環境に影響を及ぼす可能性としては、火山活動や断層活動などの自然現象により廃棄物が地表に接近する場合や、地下資源の採掘などのため人間が廃棄物に接近する場合が考えられます。

このため地層処分においては、火山活動や断層活動などの影響を受けない安定な場所を選ぶとともに、人間が廃棄物に接近しないように経済的価値の高い鉱物資源が存在していない場所を選び、かつ人間の生活圏から離れた深いところに隔離することが重要となります。

そのような安定な場所であっても、地層中には地下水があります。この地下水によって廃棄物中の放射性物質が溶かし出され、さらに地表に運ばれ、人間に影響を及ぼす可能性を考えておかなければなりません。したがって、安全性を確保するためには、地下水の動きが大きい場所を避けて好ましい地下水条件を持つ場所を選ぶとともに、地下水に対する対策を考えることが重要になります。