NUMOトップ > ライブラリー > 海外情報 > スウェーデン



スウェーデン

スウェーデンにおける処分地の選定は、1990年代に本格的に始まり、1993年から2000年にかけて8つの自治体におけるフィージビリティ調査(日本の文献調査に近いもの)が実施されました。この調査結果を受け、2002年から、自治体の承認を得ることのできたオスカーシャム及びエストハンマルの2つの自治体においてサイト調査が実施されました。2009年にサイト調査と環境影響評価の結果を受けて、エストハンマル自治体のフォルスマルクを選定しました。今後、2010年に環境影響評価および安全評価を含む、処分場建設申請を提出する予定となっています。

スウェーデンにおける処分方針

スウェーデンでは、原子力発電所で発生した使用済燃料を再処理せずに、高レベル放射性廃棄物として地下約500mの深さの結晶質岩中に地層処分することを基本方針としています。

処分施設建設地選定経緯

スウェーデンでは、処分地の選定方法は法令により規定されておらず、実施主体であるスウェーデン核燃料・廃棄物管理会社(SKB社)が3年おきに作成・公表する研究開発計画等で示された方法で、段階的に進められています。政府や規制機関は、研究開発計画の審査を通じて、選定に対する間接的な規制を行っています。また、法令には定められていませんが、フィージビリティ調査(日本の文献調査に近いもの)とサイト調査の開始に当たって、SKB社は自治体の承認を得ています。
SKB社による処分地の選定は、1990年代はじめに開始されました。第一段階の調査として、全国を対象とした総合立地調査と、8つの自治体を対象にしたフィージビリティ調査が行われました。これらの自治体は、SKB社が行った公募に立候補したストールウーマン及びマーロアと、SKB社が原子力施設の立地する地域の自治体に対して行ったフィージビリティ調査実施の申し入れを了承した6つの自治体です。ストールウーマンとマーロアでは、自治体議会の承認後にフィージビリティ調査が行われましたが、調査後に行われた住民投票により調査の継続が否決され、候補地からはずされました。他の6つの自治体においては、自治体議会の承認等の後にフィージビリティ調査が行われました。
SKB社は、総合立地調査とフィージビリティ調査の結果を受けて、2000年末にオスカーシャム、エストハンマル、テイーエルプの3つの自治体を次の段階の調査の対象地区として選定し、2001年には規制機関及び政府から承認を得ました。オスカーシャム及びエストハンマルにおいては、各自治体議会がSKB社によるサイト調査の受け入れを議決したため、2002年より調査が開始されました。テイーエルプにおいては、調査の継続が自治体議会で否決されたため、SKB社は調査を中止しました。
SKB社は、オスカーシャム及びエストハンマル自治体において、2002年からサイト調査及び環境影響評価を実施しています。これらの結果に基づき、2009年6月にエストハンマル自治体のフォルスマルクを使用済燃料の最終処分地に選定しました。
今後、SKB社は、2010年に環境影響評価および安全評価を含む、処分場建設申請を提出する予定で国の規制当局である放射線安全機関および環境裁判所によって審査が行われる予定です。

詳細については以下のサイトをご覧下さい。

諸外国の高レベル放射性廃棄物処分等の状況
(公益財団法人 原子力環境整備促進・資金管理センターのウェブサイトはこちら)



印刷用ページ