博士とチカちゃんの自由研究

地層と石の種類
~石の特徴を調べてみよう~

観察のしかた その1(海や川で拾った石)

★チカちゃんの調べかたをヒントに、みんなもやってみよう!

博士
けい帯電話やデジカメなどで石の表面の拡大写真をとり、それぞれの石の特徴を観察しよう。
たい積岩のうち、泥岩、砂岩、礫岩(れきがん)では、つぶの大きさが違うので石の表面をよく見てみよう。火成岩や変成岩のくわしい分類は難しいから、まずは結晶があるか見てみよう。かたさも石の種類を考える参考になるから、紙ヤスリでけずれるかどうかはヒントになるね。もちろん、自然にできたものだから、泥と砂がまじった石だってあるよ。
チカちゃん
確かにわかりやすいものとわかりにくいものがあるわ。見た目と手ざわり、紙ヤスリでけずって表面の観察やかたさを調べたり、図鑑(ずかん)の写真と比べたり、できるところまで調べてみます!

[たい積岩] 礫岩(れきがん)
砂より粗い粒が集まって固まっている。
ざらざらしている。

[たい積岩] 砂岩(さがん)
砂が集まってできている。かたくないので、紙ヤスリでけずることができる。

[たい積岩] 泥岩(でいがん)
砂よりも細かいつぶの泥が固まっている。 他の石よりやわらかく、紙ヤスリで簡単にけずることができる。割れやすい。

黒い石
つぶ状のものが見えない。点状でキラッと光る小さいものがある。白い線状の模様がある。

はん点状の石
黒い結晶が多いが光ってはいない。紙ヤスリで簡単にけずれるほどのかたさ。

[火成岩] 花崗岩(かこうがん)
黒、白、とう明な結晶が見える。ざらざらしている。紙ヤスリでけずると、光沢が出てきれいになった。墓石やキッチンカウンターに使われる。

[火成岩]
ベースは深緑のような黒で、白色、透明、黒光りした結晶がある。少しざらざらした感じ。紙ヤスリでけずったが、かたかった。けずった所は光ってつるつるしてきれい。

[火成岩]
白色、とう明、黒光りした結晶がある。手ざわりは少しざらざらしていて、紙ヤスリでけずると、つるつるして光った。

しま模様の石
全体にすき通っていてきれい。白と緑のしま模様になっている。すき間に入り込んでいった感じの模様。けずることはできるがかたい。

博士
これはメノウ(瑪瑙)のかけらだと思うよ。石英(せきえい)などがたい積岩や火成岩のすき間に入りこんだ鉱物(こうぶつ)なんだ。もっと大きいメノウは、形が馬の脳に似ているから、瑪瑙と名づけられたんだ。アクセサリーにも使われているから、宝石を見つけたことになるね!

かたい石
つるつるして光っている。とてもかたくて紙ヤスリではなかなかけずれない。結晶も砂のようなつぶも見えない。

博士
これはチャートという、たい積岩の一種で、海のとても深いところで放散虫(ほうさんちゅう)などの死がいがたい積してできた石だ。長い年月の間に、隆起(りゅうき)などの変動を経て、地表に出てきたんだ。
博士
よく調べたね。宝石も見つかったね。
チカちゃん
宝石になるような石や鉱物も川や海岸にあるのね。他の宝石も拾いに行ってみたいわ。
そういえば、以前、磁石につく砂鉄の自由研究をしたことを思い出したわ。磁石で調べる方法もあったわね。
博士
他にも、紙ヤスリでけずったときに出る石の粉を実体顕微鏡(じったいけんびきょう)で観察すると、もっと細かいことがわかるんだ。また、みんなの住む地域にも、石や化石、地球に関する博物館があると思うよ。博物館では、君のひろった化石や石の種類を調べてくれたり、化石や鉱物の採取イベントをやっていたり、その地域で採取される石や化石の展示もあるので、一度行ってみよう!

★チカちゃんは調べた結果をまとめてみたよ!

観察のポイント

  • カメラ機能付のけい帯電話、またはデジタルカメラで表面を見ると、おおまかな石の種類が分類できるよね。
  • 紙ヤスリは、目のあらいものから使っていくよ。(数字が大きいほうが目があらい。No.40,60など) 拡大写真を撮影した際、紙ヤスリの傷が気になる場合は、さらに目の細かい紙ヤスリを順番にかけていく。(例;No.60→80→100→240→1000など)汚れないように新聞紙の上でやろう。
  • 先に図鑑などで石の特徴を調べてから、どのような観察方法が向いているか考えてもいいね。
  • 磁石につくか調べてみよう。
  • 実体顕微鏡(じったいけんびきょう)があれば、けずった石の表面や、けずって出てきた粉を観察してみよう。
  • 近くの博物館で似たような石が展示されているかもしれないね。
  • 博物館によっては、君が拾った石や化石の種類を調べてくれるところもあるよ!貴重な化石や宝石の発見者になれるかもしれないぞ!

注意するポイント

  • 海や川は、かならず大人といっしょに行こう。
  • 紙ヤスリで石をけずる時は、指をケガしないように注意しよう。
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