• 地層処分については、安全性をより確かにすること等を目的として、研究開発を継続的に実施しており、こうした中でより適切な技術が出てくれば、処分事業の中に取り組んでいくこととなります。
    なお、それらと並行して、放射性廃棄物の減量等のため、放射性核種の分離変換*1などの研究開発が行われています。NUMOは、現在の世代が今の時点で全てを決定してしまうのではなく、将来世代がその世代におけるいろいろな条件の下で、適切な判断をするために必要となる情報を整備するとともに、安全確保を前提に、地下施設の埋戻しまでの間、一度地下に定置した廃棄物が回収可能となる状態を確保します。

     

    *1 分離変換は、放射性廃棄物から半減期の長い放射性物質を化学的に分離し、分離した放射性物質に原子炉や加速器を利用して中性子などを照射することにより、半減期が短い、あるいは安定的な物質に変換しようという技術です。現在、分離や変換の効率を高めるための研究開発等が進められています。

     

    <関連リンク>

    「回収可能性」とは、埋設した高レベル放射性廃棄物を将来取り出すということですか?