ANDRAリチャード・ポアソン氏の来訪

 2015年11月13日(金)に、フランスの放射性廃棄物管理機関ANDRAのリチャード・ポアソン氏がNUMOを訪問され、技術部と意見交換を行いました。ポワソン氏からは、フランスの処分事業プロジェクトCIGEOの進捗状況やANDRAの技術開発が紹介されました。

 ANDRAは現在、処分施設の建設許可申請に向けた活動を行っており、可逆性についての考え方や今後のスケジュール、具体的な廃棄物の定置の方法や輸送方策などのご説明をいただきました。

 可逆性に関しては、「2006年、議会が高レベル放射性廃棄物の地層処分の実施を決定した際、ANDRAには可逆性のある処分施設の設計と実現が求められていた。施設の建設許可申請にあたり、議会での議論に資するため、可逆性に関する見解をまとめた。CIGEOプロジェクトは100年にわたる事業であり段階的に進めて行く。原子力発電の利益を享受してきた我々世代が、その廃棄物の処分を実現させなければならないが、将来世代に過去の決定を見直す余地を残すことが重要である。我々は、安全な施設を設計して、この施設を将来の世代に残すが、将来世代が変更や改善、他の選択肢などへの切り替えができるようにするのが我々の責任である。廃棄物管理に関する知識や情報の透明性と維持を担保しつつ継続的に改善を行い、政府や社会の評価を受けるというガバナンスの仕組みの下で、施設の段階的建設・操業、設備の更新、回収可能性などのプロジェクト管理の仕組みに基づき事業を進めて行く。」との紹介がありました。

 日本においては、2015年5月に、最終処分法に基づく基本方針が改定され、可逆性・回収可能性の確保や科学的有望地の提示などが追加されたことを説明しました。

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ポアソン氏の説明の様子

ポアソン氏の説明の様子