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10月10日付 東京新聞1面『再処理誤った設問』の報道内容について

当機構が2010年に実施したキャンペーンの中で実施したアンケート調査について、10月10日付東京新聞1面『再処理誤った設問』と題され、一部事実と異なり、誤解を招きかねない報道がなされております。

本報道に関する当機構の見解は以下のとおりです。

掲載内容

高レベル放射性廃棄物の最終処分場の選定を担う原子力発電環境整備機構(NUMO)が2010年に全国規模でアンケートをした際、あたかも使用済み核燃料のほとんどが再利用でき、核のごみはわずかであるかのような説明をし、回答を求めていたことが分かった。実際に再利用できるのはわずか1%で99%はごみと化す可能性が大。誤った認識を広げる結果になっていた。

■当機構の見解

当機構では、2010年に実施したアンケート調査の設問は、2010年当時の政策に則って作成しております。
 使用済燃料の中には、核分裂していないウラン235や、新たに生じたプルトニウム239等がそれぞれ1%程度、ウラン238が93~95%程度含まれています。
 原子燃料サイクルは、このウラン(235、238)とプルトニウムを使用済燃料から回収し、再び原子力発電所の燃料として利用するというもので、エネルギー資源の大半を海外からの輸入に依存するわが国にとって有意義なものとして、2005年10月に閣議決定された原子力政策大綱の基本方針においても、明示されております。

掲載内容

「95%」のほとんどを占める回収ウランは、建前上は資源とされるが、使うあてはなく、ごみと化す可能性が高い。

■当機構の見解

原子炉で使用した燃料(使用済燃料)は、再処理を行うことにより回収ウランとして再利用することができます。回収ウランは、資源の少ないわが国にとって大変価値のある資源であり、回収ウランを利用することは、埋蔵量に限りある天然ウランの利用を節約できます。リサイクル路線を採るわが国において、重要な物質であり、原子力政策大綱の基本方針においても、使用済燃料を再処理し、回収されるプルトニウム、ウランなどを有効使用することを基本方針としてまいりました。

掲載内容

さらに、核燃料は何度でも利用できるわけではなく、現実には1回のみ。MOX燃料を燃やした後は、再処理すること自体が難しく、これもごみ化する可能性が高い。

■当機構の見解

プルサーマルで用いた後の使用済みMOX燃料を再処理することは技術的には可能です。
 ただし、現在の六ヶ所再処理工場では、許認可上、使用済ウラン燃料を再処理することとしており、プルサーマルで用いた後の使用済MOX燃料を再処理することは計画しておりません。
 2005年に閣議決定された、原子力政策大綱では、「使用済MOX燃料の処理の方策は、六ヶ所再処理工場の運転実績、高速増殖炉及び再処理技術に関する研究開発の進捗状況、核不拡散を巡る国際的な動向等を踏まえて2010年頃から検討を開始する」とされております。

以上

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