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中部原子力懇談会主催の情勢講演会「エネルギーの明日を考える」で地層処分について講演しました

9月18日(金)15:00から中部原子力懇談会が主催する情勢講演会「エネルギーの明日を考える」において、NUMO理事の梅木が「高レベル放射性廃棄物の地層処分について」と題し、以下の内容で講演しました。

  • ・地層処分事業を進めるには、ステークホルダーから信頼を得ること、地層処分が社会的に受容されることが不可欠である。そのためには、情報公開と対話が重要であり、地層処分を選択したことが合理的であること、常に最新の科学的知見を考慮して安全性が担保されていることを確認するとともに、これを継続して広く伝えていくことが必要
  • ・地層処分は、現在の技術で十分実現できる処分方法である。また、人間の監視という保証がなくても安全性を維持できるように工夫され、これによって将来の人間社会の不確かさへの対策とするとともに、将来世代の負担も最小化できるシステムである。ただし、将来、技術が進歩する可能性も踏まえ、将来世代がその時点で最適な選択が出来るよう、可逆性・回収可能性(現時点の計画を変更不可とするのではなく、また、地下に一旦埋設した廃棄物の回収が望まれる場合にはそれを可能としておく)を担保する。
  • ・処分地を選定するための文献調査の開始に先立ち、地層処分の安全性に著しい影響を与えるような自然現象(火山や活断層など)を避けるという観点、また、地下深部が有する放射性物質を閉じ込めておく能力を左右する力学的性質(岩盤の強度)、水理学的性質(地下水の流速)、熱的性質(処分深度での岩盤温度)、地下水の化学的性質(水質など)等の観点から、国が科学的有望地を示す方針が示されている。

参加者から予め出された「地震や火山の影響は問題ないのか」、「地下水が豊富な日本で安全な地層処分ができるのか」といった安全性にかかわるものをはじめとする多くの質問について、時間の許す限り1つ1つ丁寧にお答えするとともに、「地層処分事業は絶対に放射能が漏れないというシナリオで進めるのではない。超長期にわたる事業だからこそ、仮に漏れたとしても人間の環境に影響を与えないということを想定して進めていく」という国際的原則に則ったNUMOの姿勢を説明しました。

当日の資料はこちらpdf

以上

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