経営理念

はじめに

 半減期の長い放射性廃棄物の最終処分は、人と環境の保護の観点、そして後世に過大な管理負担を残さない観点から、「地層処分」によるのが最も合理的であると、世界各国の専門家は合意しています。これは、この処分方法により処分を実施した後は人の手による積極的な安全確保のための取り組みがなされなくても人と環境の安全が維持される、いわゆる「受動的安全性」を備えているという判断に基づいています。
 私たち原子力発電環境整備機構(NUMO)は、我が国の原子力発電事業にともなって発生する放射性廃棄物の地層処分事業を実施する、我が国で唯一の組織です。この使命を達成するための取り組みを行うにあたっての基本的考え方を一人一人がこのNUMOの一員であるという自覚を持って役職員全員で意見を交わし、この経営理念に取りまとめました。

使命

  • 私たちの使命は
  • 「地域社会と共生する安全な放射性廃棄物の地層処分を実現する」ことです。
 この使命を果たす事業を進めるにあたっては、何より安全の確保を最優先し、あらゆる取り組みにおいて安全確保の諸原則に従い、注意深く行動することが不可欠です。
 また、この事業は一定の広がりを有する土地に施設を建設して行いますから、NUMOは、その土地が存在する地域の一員として地域と共生し、地域の将来設計の実現に寄与していくことが大切と考えています。
 さらに、私たちのこの取り組みを社会に受け入れていただくためには、私たちが高い技術力を有し、公正かつ誠実な取り組みを行うことを通じて、社会から信頼される存在とならなければなりません。
 このような認識に基づき、私たちは次の3点を経営の「基本方針」に定めました。

基本方針

  • 私たちは、すべてにおいて安全を最優先します
  • 私たちは、地域との共生を大切にします
  • 私たちは、社会から信頼される組織を目指します
 この「基本方針」を踏まえ、私たちは次の6つを「行動指針」として「使命」の達成に取り組みます。

行動指針

  • 確かな安全の実現を目指して基盤となる技術力を磨くとともに、事業品質の継続的向上に努めます
  • 国内外の取組みに積極的に参加して最高水準の知識を修得し先進的な思考を培うことにより、技術の絶えざる高度化を図ります
  • 事業に関する情報を積極的に公開し、分かりやすく説明するとともに、丁寧な対話を通じて皆様の声を真摯に受け止めて事業を進めます
  • 地域社会の持続的発展に向けて地域の皆様と共に考え、真に望まれるまちづくりに貢献します
  • 法規範、倫理規範等を遵守し、公正かつ誠実に行動します
  • リスク管理を徹底するとともに、効果的かつ効率的な事業運営に努めます