ドイツDBE社との協力協定の締結について
2016年12月2日
原子力発電環境整備機構(NUMO)とドイツの放射性廃棄物処分施設建設・運転会社であるDBE社※は、このたび、放射性廃棄物の地層処分に関する協力協定を締結することになりました。
今回の協力協定によって、NUMOでは我が国の地層処分事業を円滑に推進してくため、DBE社との間で技術的分野に加え、サイト選定等の幅広い分野で情報交換や人材交流などの相互協力を進めていく予定です。
このような包括的な協力協定のもと、地層処分施設の操業時の安全性に関する国際共同研究を当面の間実施していく予定です。
NUMOはこれまでもスイスNAGRAやスウェーデンSKB社を始めとして、各国の地層処分の実施主体と協力協定を締結し、共同研究や情報交換等を積極的に進めてまいりました。今後も、我が国における地層処分の実現に向けて、各国の知見を集め、実施主体としての必要な技術や専門能力の向上に努めてまいります。
つきましては、12月16日10時から、協力協定文書の署名式を実施いたしますので、ご取材いただける場合は、取材申込書によりNUMOまでお申込み下さい。
※DBE社
放射性廃棄物処分施設建設・運転について、ドイツの放射性廃棄物処分の実施主体である連邦放射線防護庁(BfS)より事業委託を受けている。
記
1.日 時 2016年12月16日(金)10:00~10:30(受付開始9:30)
2.場 所 原子力発電環境整備機構
東京都港区芝4丁目1-23 三田NNビル2階
(/about_numo/soshiki/index.html#map)
3.内 容 原子力発電環境整備機構(NUMO)とドイツDBE社における協力協定文書の
署名式
※署名式後にNUMO理事長とDBE社 社長によるぶら下がり取材を実施します(日英通訳あり)。
4.出席者 原子力発電環境整備機構 理事長 近藤駿介
DBE社 Borries Raapke(ボリエス・ラプケ)社長
5.申込方法 「取材申込書」に必要事項を記入のうえFaxにてお申し込みください。
申込期限:2016年12月14日(水)17:00
6.その他 同日、DBE社のBorries Raapke(ボリエス・ラプケ)社長による国際講演会
を開催します。
・日時 12月16日(金)14:30~16:00
・場所 TKP田町カンファレンスセンター2F(NUMOより徒歩5分)
・内容 ドイツにおける地層処分に関するこれまでの取り組みや現状について
ご紹介いただきます。この機会に是非ご参加ください。
※日英通訳あり
<参考>
〇DBE社(ドイツ廃棄物処分施設建設・運転会社)
設 立: 1979年
所 在: ドイツ パイネ
代表者: Borries Raapke(ボリエス・ラプケ)社長
Thomas Lautsch(トーマス・ロイチェ)社長 [技術担当]
〇ドイツの放射性廃棄物処分の概要
進捗状況:サイト選定手続きを検討中
1977年 処分場候補地としてゴアレーベンを州政府が提案し連邦政府が了承
1986年 ゴアレーベンの地下施設において探査活動を開始
1989年 処分実施主体として連邦放射線防護庁(BfS)設置
2000年 政策見直しにより10年間の探査活動の凍結
2010年11月 探査活動再開
2011年12月 政府と国内全州が新たなサイト選定を実施することに合意
2012年12月 ゴアレーベンでの探査活動を一時停止
2013年 7月 新たなサイト選定手続きを定める法律が成立。ゴアレーベンでの探査活
動を終了。同法に基づき設置された「高レベル放射性廃棄物処分委員
会」がサイト選定に関する基準、手続きに関する報告書を連邦議会に
提出。法整備に向け検討中。
以 上
【お問い合わせ先】
原子力発電環境整備機構 地域交流部報道グループ
電話:03-6371-4002(報道グループ直通)