Q. 地層処分が地上管理より優れている点は何ですか?

地層処分が地上管理より優れている点は何ですか?

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地層処分を行う地下深部に比べて地上は、地震、津波、台風等の自然災害や戦争、テロ、火災等といった人の行為の影響を受けやすいため、高レベル放射性廃棄物を数万年以上という長期間にわたり地上で人間が管理し続けることは、社会的、経済的なリスクの観点から適当ではありません。

地下にある物質は主に地下水によって運ばれますが、地下深部では地下水の動きが年間数mm程度と極めて遅いため、物質の移動が非常に遅いという特徴があります。
また、多くの物質は岩盤に吸着されやすい性質があるため、地下水によって運ばれる物質の動きは地下水の流れよりもさらに遅くなります。
さらに、地下深部の地下水中の酸素は極めて少ないため、酸化などの化学反応が抑えられ、金属を腐食させにくい、ものを溶かしにくいという特徴があります。

長期的な変化を自然界の類似事例から学ぶ「ナチュラルアナログ」という考え方があり、その事例の一つにカナダのシガーレイクウラン鉱床があります。
シガーレイクウラン鉱床は地下約450mにありますが、地表でこの鉱床の放射性物質の痕跡が見つかったことはありません。
これはウラン鉱床が粘土の豊富な層で覆われていたことにより、粘土が閉じ込め機能を発揮していたためと考えられています。

このような事例や特徴から、地下深部は地上に比べ、物質を長期にわたり安定して閉じ込めるのに適した場所といえます。


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放射性廃棄物
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