ドイツの連邦放射性廃棄物機関(BGE)との協力協定の締結および意見交換を行いました

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NUMOは、2016年12月にドイツの実施主体であるドイツ廃棄物処分施設建設・運転会社(DBE)と放射性廃棄物管理に関する協力協定を締結しました。ドイツの原子力法の改正により2017年12月に連邦放射性廃棄物機関(Bundesgesellschaft für Endlagerung mbH(以降BGE))(注)が設立され、DBEがBGEに統合されたことから、2018年10月23日(火)にNUMOとBGEとの間で改めて協力協定を締結しました。

 

協力協定の締結にあたり、BGE技術担当理事Thomas Lautsch氏と、BGEテクノロジー国際担当理事Thilo von Berlepsch氏が来訪され、署名式後にNUMOの近藤理事長、藤副理事長、梅木理事と意見交換を行いました。

 

近藤理事長からは、NUMOの研究開発に関する取り組みや全国各地で開催している対話活動などについて説明しました。BGEのLautsch氏からは、地層処分事業におけるサイト選定の今後の進め方についてご説明がありました。また、BGEが所管するコンラッド処分場における建設状況や、アッセⅡ研究鉱山での取り組み、モルスレーベン処分場での廃止措置状況についてもご紹介がありました。

 

今後も、NUMOとBGEはこの協力協定に基づき、双方に有益となる放射性廃棄物処分分野に関する協力を継続していきます。

 

(注)2016 年にドイツの原子力法が改正され、放射性廃棄物の処分事業は、連邦環境・自然保護・建設・原子炉安全省(BMUB)の監督下の新組織、連邦放射性廃棄物機関(BGE)が担うこととなり、連邦放射線防護庁(BfS)、DBE及びアッセII研究鉱山を管理するアッセ有限会社がBGEに統合された。

 

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関連:

>「ドイツで放射性廃棄物処分の新たな実施主体である連邦放射性廃棄物機関(BGE)が活動を開始」(原環センター 海外情報ニュースフラッシュ 2017年4月27日記事へリンク)

 

国内外との協力関係