地層処分技術を考えるシンポジウム2025を開催しました
2025年9月26日
9月23日(火・祝)、札幌市のサッポロファクトリーホールにて「地層処分技術を考えるシンポジウム2025」を当機構主催により開催し、107名の方々にご参加をいただきました。会場では、地層処分技術の国際的な進展状況などを共有した後、日本の地質環境における地層処分の可能性や、地層処分技術の成熟度について議論を行いました。
第1部は、国内外の専門家として、国際原子力機関(IAEA)のステファン・マイヤー氏、東京大学教授の德永朋祥氏、当機構理事の柴田雅博による講演を行いました。
第2部前半は、「日本における地層処分技術はどの程度成熟しているのか」をテーマに、地層処分技術の成熟度や課題についてパネルディスカッションを行いました。北海道大学教授の佐藤努氏がファシリテーターとなり、第1部の3名の講演者に加えて、京都大学名誉教授の千木良雅弘氏をお迎えし、専門家間の活発な議論が交わされました。
後半の質疑応答の時間では、会場の参加者から専門家へ様々な観点からの質問が寄せられ、地層処分技術について会場の皆さんと一緒に考える機会となりました。
本シンポジウムは、地層処分技術に関する国際的な知見と日本の現状を広く共有する貴重な機会として、皆さまに多くのご関心を賜りましたこと厚く御礼申し上げます。
当日の映像や採録記事は、後日公表予定です。
当機構は、今後も科学的・技術的な情報発信に加えて、全国や地域の皆さまと地層処分について一緒に考えるための取組みを進めてまいります。