OECD/NEAによる包括的技術報告書国際レビュー報告書(日本語翻訳版)の公表について

2023年6月5日

 

OECD/NEAによる包括的技術報告書国際レビュー報告書(日本語翻訳版)の公表について

  

 当機構は、2021年2月に公表した「包括的技術報告:わが国における安全な地層処分の実現 -適切なサイトの選定に向けたセーフティケースの構築-」(以下、包括的技術報告書)について、英語版(タイトル:The NUMO Pre-siting SDM-based Safety Case)を同年11月に公表するとともに、国際的な視点からその技術的な信頼性を評価いただくために、経済協力開発機構/原子力機関(以下、OECD/NEA)にレビューを依頼しておりました。
(2021.11.16 NUMOホームページにてお知らせ済み)

https://www.numo.or.jp/topics/202121111614.html

  

 また、レビューの過程でOECD/NEAにより東京においてワークショップが開催され、中間的な審議結果の概要を取りまとめたレビューの見解(案)が報告されました。
(2022.7.13 NUMOホームページにてお知らせ済み)

https://www.numo.or.jp/technology/techpublicity/lecture/220715.html

  

 その後、内容に関する事実確認や表現の精査などを経て、2023年1月19日、OECD/NEAよりレビューの結果を取りまとめた報告書が公表されました。
 レビューの結果として、NUMOは特定のサイトでの評価に使用される方法論とツールを含めて国際的な慣行と整合したセーフティケースを開発するための能力と成熟度を有している、日本の地質環境を考慮して地層処分の実現可能性を示す要素が実証されている、といった評価が示されるとともに、今後の事業の進展に応じて機構がセーフティケースを段階的に発展させていくことに向けての推奨事項などが示されました。
(2023.1.23プレスリリース済み)

https://www.numo.or.jp/press/202223012316.html

  

 その後の翻訳作業を経て、2023年5月31日、OECD/NEAよりレビュー報告書の日本語翻訳版が公表されましたので、お知らせいたします。

https://www.oecd-nea.org/jcms/pl_82280/-numo

  

 当機構は、国際レビューの結果を社会の皆さまに広くお伝えしていくとともに、今後の技術開発などに反映していきます。

以上

 

【添付資料】

・OECD/NEAによる包括的技術報告書国際レビューの概要(128KB)PDF

 

お問い合わせ先
原子力発電環境整備機構(NUMO)
広報部 報道グループ
TEL: 03-6371-4002(報道グループ直通)