台湾電力公司との技術協力に関する覚書の締結について

2013年11月27日

 

当機構は、本日、台湾における高レベル放射性廃棄物の地層処分事業の実施主体である台湾電力公司と、技術協力に関する覚書を締結しましたので、お知らせします。

当機構では、我が国の地層処分事業の円滑な推進のため、かねてより海外の実施主体との相互協力に積極的に進めております。そうした中、台湾の地質条件が日本と類似していることから、本年4月、台湾電力公司より技術協力の申し入れがあり、覚書の締結に向けて調整を進めてまいりました。

今後、本覚書にもとづき、技術に関する情報交換や人材交流などの協力を進めてまいります。

当機構としては、両国の協力が日本を含めたアジアにおける地層処分事業推進の一助となることを期待しております。

※台湾での高レベル放射性廃棄物は使用済燃料です。日本ではガラス固化体となります。

覚書の概要

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締 結 日:2013年11月27日(水)
目   的:「高レベル放射性廃棄物の地層処分分野」に関する技術協力
協力内容 :地層処分事業に関する情報交換(相互訪問、人員派遣等)

 

参考(2013年11月現在)

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【台湾電力公司(Taiwan Power Company)】

設 立: 1919年
所 在: 臺北市羅斯福路三段242號
代表者: 朱文成 總經理
概 要: 火力発電所11ヶ所、水力発電所11ヶ所、原子力発電所3ヶ所(各2基、計6基、第四発電所2基を建設中)を有する台湾唯一の公営電力会社。
発電から送電、配電および放射性廃棄物管理まで一括して行っている。1986年から高レベル放射性廃棄物の処分技術の研究を開始し、2009年にその成果を「我が国の使用済み燃料最終処分初歩的技術可能性評価報告」(SNFD2009報告)としてとりまとめ。 今後、2017年までに台湾国内の地質環境の確認や処分技術の研究開発などを進めていく計画。

 

以 上