2014年度 教育関係者による授業研究会(ワークショップ)への支援事業について

2014年9月4日

 

当機構では、「高レベル放射性廃棄物の地層処分」(以下、「地層処分」という。)の理解活動に取り組んでおり、その一つとして、全国10団体の授業研究を実践する教育研究会組織に対し、その活動を支援いたします。

研究会(ワークショップ)の機会づくりをはじめ、情報提供や専門家の派遣などの活動支援を行い、社会的課題の一つである「地層処分」について、授業などを通してどのように次世代層に伝えていくのかを自主的に研究・検討をしていただきます。

この活動を通して得られた成果(学習指導案※・教材等)については、各組織でのワークショップや全国研修会において情報共有をはかるとともに、専用ホームページや教育専門媒体に掲載することで情報提供を行います。

当機構では、この取り組みが「地層処分」について、広く全国の次世代層に知っていただき、考えていただく機会となることを期待しています。

※学習指導案
教職員が授業を行う際、年間の指導計画に基づき単元の授業目的を達成するため、何をどのような手順や方法で指導し、その効果を評価するか等をまとめたもの。

1.事業の概要

(1)目 的:
  • 教育関係者が「地層処分」の問題について、授業などを通じて次世代層に伝える方法(学習指導案の作成、教材の開発など)を自発的に検討・実践していただくこと。
  • 本事業を通じて、「地層処分」について全国の次世代層に知っていただき、考えていただく機会とすること。
(2)実施期間: 2014年9月~2015年3月
(3)対象者: 教育関係者、教育者を志す学生
(4)支援先: 授業研究(学習指導案作成と教材開発)を実践する教育研究会組織
全国10団体程度(10地域から各1団体目途)
(5)実施概要:
[1] 各教育研究会組織の自主研究活動への活動費支援(1百万円/団体・回上限)
[2] NUMO職員派遣・資料提供等、指導案、教材制作に必要な情報の提供
[3] 全国研修会(検討結果発表・講評機会)の開催及びその内容の教育専門媒体による全国の教職員への情報提供
[4] 作成された指導案・教材、これらを用いた模擬授業状況のWeb公開

2.事業スケジュール

[1]  授業研究支援〔以下 「支援先」〕公募開始 【9月5日】
専用ホームページ(http://numo-eess.jp/)にて募集します。

[2]  支援先の選定 【9月下旬頃】
第三者による選考委員会を設置し、全国10地域から各1団体程度を支援先として選定します。
[3]  支援先へのNUMOによる活動サポート 【9月下旬以降都度】
支援先からの要請に応じて、NUMOまたは外部専門家による高レベル放射性廃棄物に関する情報の提供を行います。
[4]  全国研修会の開催 【2015年3月上旬を予定】
研究会の活動成果を全国大で共有する場として、NUMO主催の全国研修会を東京で開催します。
[5]  学習指導案・教材など研究成果のWeb掲載 【2015年4月を予定】
研究成果である学習指導案・補助教材等を特設のWebサイトに掲載し、ダウンロードのうえ活用できるように整備します。(既存Webサイトの充実化)

以 上