2021年2月24日

　　

包括的技術報告書（レビュー版）の改訂について

　　

当機構は、どのようにして安全な地層処分を実現しようとしているかを取りまとめた「包括的技術報告：わが国における安全な地層処分の実現－適切なサイトの選定に向けたセーフティケースの構築－（レビュー版）」を2018年11月に公表し（2018年11月21日プレスリリース参照）、2019年12月には、一般社団法人日本原子力学会に設置された「ＮＵＭＯ包括的技術報告書レビュー特別専門委員会」（主査：杤山 修 原子力安全研究協会技術顧問）によって、第三者の立場からレビューを行っていただきました（2019年12月20日プレスリリース参照）

　

本日、同委員会からのレビュー結果を受けて改訂した包括的技術報告書を公表しましたのでお知らせいたします。

　

レビューでは、「全体的にみて、包括的技術報告書は、サイト選定の前段階におけるセーフティケースとして科学的・技術的に十分なレベルの信頼性をもって示されている」とされる一方で、技術的根拠の補強や検討内容を適切に伝えるための説明の拡充などに関するコメントを多数いただきました。これらのコメントを受けて、改訂を行いました。

　

また、一般の方向けに、地層処分の安全性の確保に対する考え方や、それが国際的に確立されてきた経緯、包括的技術報告書の位置づけ等について解説した冊子「なぜ、地層処分なのか」もあわせて公表しました。

　

当機構では、改訂した「包括的技術報告書」に基づいて、安全な地層処分を実現するための取り組みについて社会の皆さまに広くお伝えしていくとともに、今後の国際的な機関によるレビュー結果や技術開発の成果などを反映して更新し、地層処分技術のさらなる信頼性向上に取り組んでまいります。

　

以　上　

　

【参考資料】

・包括的技術報告書の構成などについて（PDF形式：173KB）

・包括的技術報告書（レビュー版）の改訂の概要（PDF形式：1.8MB）

　

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