• オーバーパックは、ガラス固化体を封入する金属製の容器であり、ガラス固化体と地下水の接触を防ぐものです。
    オーバーパックの設計寿命は埋設後1000年と設定しています。これは、埋設後しばらくはガラス固化体の放射能や発熱性が高いことなどから、地下水の熱対流の発生等により廃棄物の周辺環境が複雑でガラス固化体が地下水に接触した場合の評価の不確実性が高いため、この期間の閉じ込め機能を確実に担保するという考え方に基づいています。

     

    このようなオーバーパックの候補材料は、腐食特性、材料強度、耐放射線性、製造に関わる特性、調達性、コスト、使用実績等、様々な観点での検討することが必要です。
    現在、鉄(炭素鋼)、銅、チタンが考えられていますが、調達の容易性、加工や溶接の容易性や実績の観点から、これまでのところ鉄(炭素鋼)が有力候補となっています。

     

    オーバーパック

     

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