
オンカロの処分坑道の視察
5月下旬、山口理事長と技術部職員2名が、ドイツで開催されたEDRAM会議(※)に出席しました。山口から、日本のエネルギー計画やサイト選定の状況、NUMOの対話活動などを報告したほか、世界各国の放射性廃棄物処分事業についての情報交換を行い、各国の事業実施主体のCEOとの交流を深めました。
また、2024年8月から試験操業を実施しているフィンランドの処分施設「オンカロ」を視察しました。オンカロの立地自治体であるフィンランド エウラヨキ自治体のヴェサ・ラカニエミ町長との対談も行い、地元の経済効果やサイト選定に関する情報などについて意見交換を行いました。
NUMOでは、諸外国における合意形成に至るまでの苦労点や活動実績、処分場設計などの最新情報を、対話活動や技術開発に活かしてまいります。
※放射性物質環境安全処分国際協会
(International Association for Environmentally Safe Disposal of Radioactive Materials=EDRAM)
11ヵ国の放射性廃棄物最終処分の実施主体で構成される非営利組織。最終処分に関わる各国の知識や経験などの情報交換を国際的に促進することを目的に年1〜2回各実施団体の最高責任者による対面での会合を実施。

ヴェサ・ラカニエミ町長(左)と山口理事長の対談

Posiva CEOイルカ・ポイコライネン氏(右)と
職員サンナ・ムストネン氏(中央)と意見交換を行う山口理事長