Qガラス固化体を現在のように
地上保管し続けることに
問題はありますか?
A
はい、問題があります。地震や津波、台風などの自然災害に加え、戦争やテロといった人為的なリスクも存在します。こうした影響を長期にわたり回避し、地上で安全を確保し続けることは現実的に困難です。
ガラス固化体は、原子力発電所で使い終えた燃料をリサイクルした後に残る高レベル放射性廃液をガラスと混ぜて冷やし固めたものです。非常に強い放射能を持つため、長期にわたる安全管理が不可欠です。
現在、青森県六ヶ所村の「高レベル放射性廃棄物貯蔵管理センター」で、冷却のため30~50年間一時的に保管されています。
しかし数万年という長期にわたり、大規模な自然災害や戦争・テロなどのリスクを避けながら地上で管理し続けることは現実的ではありません。将来世代に管理の負担を残すことにもつながります。
こうした課題を解決するために、国際的に認められ、日本でも法律で定められている方法が「地層処分」です。これは、安定した岩盤の地下深くに放射性物質を閉じ込め、私たちの生活環境から隔離することで、長期にわたり高い安全性を確保できる仕組みです。
将来世代に負担を残さないために、科学的知見に基づいた地層処分を着実に進めていきます。
