Vol.18/ 2026.03

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地上管理は是か? 非か?
~千葉大学で高レベル放射性廃棄物を巡る学生ディベート~

1月15日、千葉大学教育学部の講義「ディベート教育論」において、「高レベル放射性廃棄物の地上管理は是か非か」をテーマとした学生ディベートが行われました。本講義は、社会的に意見が分かれる課題を題材に、資料調査や議論を通じて多角的に考える力を養うことを目的としています。NUMOは、地層処分に関する基礎情報の提供を通じて、学生が議論の前提となる知識を整理する機会づくりに協力しました。
当日は肯定派と否定派に分かれ、事前調査を踏まえた主張と反論が展開されました。肯定派は、技術の進展により将来世代が管理方法を選択できる可能性を残せる点を評価。一方、否定派は、長期的な安全確保や有事対応の難しさを指摘し、管理の確実性やコスト面から、地層処分の優位性を主張しました。
講義を担当した教育学部長・教育学部教授藤川大祐氏は、「初めて本格的なディベートに取り組む学生が多い中で、難しいテーマに対し論点を整理し、自分の言葉で意見を述べていた点は高く評価できる」と講評しました。また、ディベートの内容について、将来にわたる安全性への懸念を具体的に示した点が評価され、今回は否定派が優勢とされました。
参加した学生からは、「ディベートに向けて地層処分事業を基礎から学んだことで、将来世代に関わる課題であると実感した。教員になった際には、子どもたちにもこの問題を伝えていきたい」といった声が聞かれました。講義とサポートを担当したNUMO広報部地域コミュニケーショングループの奥中は、「将来、教育に携わる可能性のある学生が、地層処分という社会課題を自分事として捉え、次世代へ伝えていくきっかけになれば嬉しい。今後もこうした場との連携を大切にしながら、継続していきたいと考えています」と話しました。

ディベートの様子

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