Vol.16 2025.11

現場最前線 FRONTLINE 地域交流部の職員が
取り組みを紹介

地域交流部玄海交流センター

圷 裕貴

相手の関心や疑問を知り、
分かりやすく、伝わること

私は2023年にNUMOへ入構し約1年間、寿都・神恵内の両交流センターの予算や文書の管理業務を担当しており、現場の状況を正しく把握し、センター職員が安心して動けるよう努めていました。2024年5月に佐賀県の玄海町が文献調査を受け入れていただいたタイミングで玄海町グループへ異動し、2025年4月から玄海交流センターでの勤務となりました。縁もゆかりもない土地での勤務にはじめは不安もありましたが、地域の皆さまの優しいお声掛けやお気遣いに触れ、感謝の気持ちでいっぱいです。
玄海交流センターでは、地域とのふれあいの場として、パネルや体験型の展示を活用して地層処分事業を深く知っていただくとともに、文献調査の進捗状況など様々な情報をお知らせしています。また、町内の各地区や団体の皆さまにお集まりいただき、センター職員を講師とした勉強会などを実施しています。 私は、町民主催の「対話を行う場」をはじめとした地域の皆さまへのご説明や、周辺自治体への情報提供等の業務に取り組んでいます。常に「どうすれば地層処分のことが分かりやすく伝わるか」を第一に考えています。そのためには、話し相手が特に知りたいこと、不安や疑問に思っている点をしっかり知ることが肝心です。その上で、相手に合わせて説明のどこに重きを置くかを考え、笑顔も欠かさず(重要!)、加えて技術的な知識についても普段からしっかり勉強する必要があります。「地層処分は安全性についてもしっかり研究されていることが分かった」「原子力発電所の立地自治体に住んでいる身として、この問題をしっかり考える良い機会になった」「分からないことがあったら、また質問したい」と言っていただけた際は、非常に嬉しく思います。
一人でも多くの皆さまに、文献調査と地層処分事業について知っていただけるよう、また温かく迎え入れていただいた地域の皆さまの気持ちに応えられるよう、これからも「相手の関心や疑問を知り、伝わること」を重視していきたいと考えています。

玄海交流センターのパネル展示を活用し、
地層処分の仕組みを紹介

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