
開催日時 | 平成27年2月15日(日)12:30〜16:00 | |
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会場 |
鹿児島東急イン 〒732-0052 鹿児島県鹿児島市東区光町2丁目7-31 |
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内容 | 12:30~12:35 | 開会・オリエンテーション |
12:35~13:50 |
講演・講義「エネルギー環境問題の現状と教育実践への期待」 講師:長崎大学教育学部 藤本登教授 |
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13:55~15:10 | 実践報告「小・中・高における授業展開」 | |
15:20~15:50 |
情報提供「高レベル放射性廃棄物の現状と課題」 講師:NUMO |
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15:50~16:00 | 意見交換 |
ワークショップ 当日の様子
平成27年2月15日(土)、鹿児島県鹿児島市の鹿児島東急インにおいて「エネルギー環境教育ワークショップ」が開催されました。主催は一般社団法人新・エネルギー環境教育情報センター、共催は九州地区エネルギー環境教育実践研究会です。
開会にあたり、司会・進行を務めた新・エネルギー環境教育情報センターから「エネルギー環境教育は、全国の小学校・中学校・高等学校などで実践されています。先生方が様々な教科で工夫をされて授業をされている中で、本日は九州地区で取り組まれている先生方に実践の内容をご発表いただきます」と趣旨説明がありました。
次に、長崎大学教育学部の藤本登教授の「エネルギー環境問題の現状と教育実践への期待」と題した講演・講義がありました。日本のエネルギーの需要と供給の関係や、新エネルギーに対する考え方について紹介いただきました。また、持続可能な開発のための教育を行う必要性が強調されました。さらに、手回し発電や自転車発電の事件や、霧箱を使った放射線の観察について、参加された先生方にも実物を使った体験をしていただきました。
その後、九州地区の4名の先生方から、エネルギー環境教育として実践された内容をご紹介いただきました。小学校では、様々な発電方法を学んだり、エネルギーとは「変化を起こす力」だと捉える活動を通じて、調べ学習と発表を行った授業や、理科の授業の中で専門家の協力を仰ぎながら放射線を観測する授業の紹介がありました。中学校では、環境エネルギー教育を社会科の視点から考える発表がありました。高等学校では、放射性廃棄物に関する問題を題材に、製造者・生産者と消費者の立場の違いを考えながら議論をする授業実践の報告がありました。
また、NUMOから、高レベル放射性廃棄物の地層処分事業の概要に関する説明を行いました。その後、最終処分の際に緩衝材として使われるベントナイトの性質についての実験を紹介しました。
最後に閉会のことばとして、参加された先生が「今日的課題であるエネルギー環境問題について、様々な形で情報提供がされている中で、なるべく児童・生徒自身に考えさせていく授業を今後も続けたい」と感想を述べられました。

長崎大学教育学部 藤本教授

NUMOからの説明


