原子力発電環境整備機構(NUMO)では、社会的な課題の一つである「高レベル放射性廃棄物の最終処分(以下、地層処分)」を学校の授業で取り扱っていただくことを目的に教育関係者等の自発的な研究活動を支援しています。
地層処分をテーマとした授業研究(学習指導案や授業カリキュラム作成、教材開発 等)の支援を行うことで、教育現場で本テーマを実践する教育関係者の裾野拡大を図り、次世代層への正しい知識や理解の醸成につなげていきたいと考えています。
この事業にご賛同いただける教育関係者の皆さま、ぜひお申し込みいただきますようご案内いたします。
2023年度 教育関係者等を対象とした授業研究支援 2次募集のご案内
支援対象 | 教育関係者等による地層処分をテーマとした授業実践およびそれにつながる授業研究等を自主的に行う団体(複数の教育関係者による自主的授業研究サークル、学校単位での授業研究グループ 等) |
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支援先選考数 | 全国から合計4団体程度 |
支援期間 | 2023年の採択日~2024年3月10日までの期間 |
支援金額 | 1団体につき30万円(消費税込)を上限に支援 |
支援対象費目 |
①会合費(会議費、印刷費 等) ②教材開発費(学習指導案の作成・改訂費 等) ③普及活動費(ワークショップの開催、他組織での情報提供に伴う旅費 等) ④その他経費(施設見学費*、通信費、文具費 等) *施設見学先は、地層処分関連施設・核燃料サイクル関連施設・原子力関連施設に限る。なお、NUMOの実施する別の支援を受けて関連施設見学を行う場合は本支援の対象外とする。 |
専門家派遣の人的支援 | 支援先団体からの要望に応じて、NUMOからの職員や外部講師の派遣 等 |
支援条件 |
以下の事項を必ず実施すること。(実施計画書に具体的に明記すること。)
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報告 |
実施した成果をNUMOに報告(報告内容および報告期日等については別途周知)するとともに、以下について取り組んだ場合は実践・実施数も報告すること。 ① 「高レベル放射性廃棄物の地層処分」を扱った授業の実践数(クラス数および人数) ② ①のうち、NUMOの「基本教材」を活用した授業の実践数(クラス数および人数) ③ ①のうち、NUMO職員による出前授業の実施数(クラス数および人数) |
選考方法 |
提出された実施計画書が、事業目的をふまえた内容で、かつ支援条件を満たすものになっているかをNUMOが審査し選考する。 ※条件に満たないとNUMOが判断した場合は採択しないことがあります。 |
募集期間 | 2023年10月10日(火)まで |
支援金の支払い |
ご提出いただいた「申込書・実施計画書」に沿って実行された活動に要した経費について、その実績に応じて都度、事務局が証憑書類等を確認のうえ支払いを行う。 運営事務局:株式会社 日本教育新聞社 |
応募方法 |
下記の「申込書・実施計画書」に必要事項をご記入のうえ、NUMOホームページの『教育支援・出前授業』の申込みフォームからの申込みか、FAXか郵送にて「授業研究支援事業 事務局」までお送りください。 ・申込書・実施計画書(WORD形式:56KB) |
お問い合わせ先 |
原子力発電環境整備機構(NUMO) 広報部 教育支援グループ「授業研究支援事業 事務局」 〒108-0014 東京都港区芝4丁目1-23 三田NNビル2F 原子力発電環境整備機構内 TEL:03-6371-4003 FAX:03-6371-4101 受付時間 10:00〜17:00 / 土日・祝日・年末年始を除く |
各年度の活動報告
電気を作るためのエネルギーと環境問題について、そして原子力発電から生じる高レベル放射性廃棄物について、次世代を担う子供たちに、どのように伝えていくか、授業づくりを考えるワークショップを2013年度より全国各地の先生方とともに開催してまいりました。
>2022年度「高レベル放射性廃棄物を題材とした授業研究」一覧
>2021年度「高レベル放射性廃棄物を題材とした授業研究」一覧
>2020年度「高レベル放射性廃棄物を題材とした授業研究」一覧
>2019年度「高レベル放射性廃棄物を題材とした授業研究」一覧
教育連載記事
エネルギー問題をどう考える? 教科間連携で育む主体的・対話的で深い学びの実現
(企画・制作:日本教育新聞社、協力:原子力発電環境整備機構)
※所属・肩書は取材当時のもの
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2023年2月20日掲載千葉大学教育学部 藤川大祐教授
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2023年1月23日掲載三重県理科・エネルギー教育研究会 平賀伸夫会長(青山学院大学、三重大学)
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2022年12月19日掲載Future Science Teacher Association(FSTA) 金沢緑会長
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2022年11月28日掲載山陰エネルギー環境教育研究会 栢野彰秀代表(島根大学)
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2022年10月24日掲載とやまエネルギー環境教育授業研究会
本田智代表(高岡市立高陵中学校教頭)、
田中広光前代表(前・高岡市立牧野中学校校長) -
2022年9月26日掲載九州地区エネルギー環境教育実践研究会
冨ケ原健介代表(鹿児島県立霧島高等学校)、
山下信久課長(指宿市教育委員会学校教育課) -
2022年8月22日掲載仙台エネルギー環境教育推進研究会 永井一也代表
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2022年7月25日掲載沖縄エネルギー環境教育研究会 清水洋一代表(琉球大学)、
濱田栄作教授(琉球大学) -
2022年6月27日掲載技術教育研究所 福眞睦城代表、長南幸安教授(弘前大学)
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2022年5月23日掲載エネルギー環境教育研究会かこがわクラブ
山本照久代表(加古川市立加古川中学校長) -
2022年4月25日掲載エネルギー環境教育を推進する会(ESK) 青木久美子代表(世田谷区立千歳中学校)、
内藤理恵教諭(世田谷区立駒沢中学校)、瀧渕岳教諭(東京都立鷺宮高等学校) -
2022年3月7日掲載北海道大学エネルギー教育研究会 森山正樹教諭(札幌市立白石中学校)
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2022年2月14日掲載エネルギー環境教育関西ワークショップ 山下宏文代表(京都教育大学)
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2022年1月24日掲載静岡エネルギー環境教育研究会 安藤雅之代表(常葉大学大学院)