~放射性廃棄物の処分に関する教材の開発〜

開催日時 平成27年1月24日 (土) 13:30〜17:00
会場 梅田エステートビル 5階会議室
〒530-0012 大阪府大阪市北区芝田1-4-17
内容 13:30~14:00 オリエンテーション
14:00~14:15 教材開発の教科・単元設定
14:15~15:10 グループ作業
15:10~16:10 発表・討論
16:10~16:40 グループ作業
16:40~17:00 発表

ワークショップ 当日の様子

平成27年1月24日(土)、大阪府大阪市の梅田エステートビルにおいて「エネルギー環境教育関西ワークショプ研究会〜放射性廃棄物の処分に関する教材の開発〜」が開催されました。今回はエネルギー環境教育関西ワークショプと仙台エネルギー環境教育研究会との合同開催となりました。

冒頭、京都教育大学の山下氏より、「今日はエネルギー環境教育関西ワークショプの第8回目となりました。今回は仙台エネルギー環境教育研究会との合同開催です。今日の目標は仙台の方々と合同で放射性廃棄物の処分に関する教材開発を行っていきます。」とご挨拶がありました。

また、仙台エネルギー環境教育研究会の永井氏より「本日は仙台から計9名で参りました。エネルギー環境教育について深めていきたい」とご挨拶頂きました。

次に、京都教育大学の山下氏より、オリエンテーションとして今研究会の内容について説明がありました。「関西ワークショップでは実際にどういう授業を組もうか、ということを昨年度に検討して、今年度は実践の発表会を11月の終わりに開催して参りました。そのことも踏まえて、今日は実際に授業でそのまま使っていけるような教材を作っていきたいです。今日作成するものは放射性廃棄物の処分に関する教材の開発ですが、エネルギー環境教育の発展というなかの一つとして位置づけます。エネルギー環境教育を進める際、原子力の問題は避けて行くことはできませんが、突き詰めていけば高レベル放射性廃棄物について扱わざるを得ません。そういうエネルギー環境教育全体の中でこのことを扱っていきましょう。」という説明がありました。

次に教材開発のグループ作業を進めました。小学校が3つ、中学校、高校がそれぞれ1つのグループの5グループに分かれ、教材開発についての検討を行いました。各グループの1回めの発表に対し、質問、意見など活発な議論がなされ、修正の作業を経てワークシートの作成など教材化を進めました。

京都教育大学山下教授


グループ作業の様子


グループ討議で出された意見(抜粋)

    ○中学年の社会科の単元で行いたい。学習のねらいとしては、電気を作るのにどんなゴミが出るのか。そのところで私たち電気を使っているけれどもその時にゴミが出ているんだということをまず認識させたい。

    ○今回考えたのはいわゆる発問。考えさせたいポイントを2つ。誰が引き受けるのか。なぜ日本でうまく行っていないのか。について考えさせるようにしていきたい。

    ○理想としては小学校ではここまで。それをうけて中学校ではここまで。高校はここまで。という風に、各発達段階に応じて継続的に学習できれば一番いい。