2014年度教職員ワークショップ 全国研修会
開催日時 | 平成27年3月15日 (日) 9:20〜15:30 | |
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会場 |
日本科学未来館 〒135-8630 東京都江東区青海2丁目2-1 |
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内容 | 9:20~9:30 | 開会挨拶・オリエンテーション |
9:30~9:50 |
基調講演1 「エネルギー環境教育の意義」 日本体育大学児童スポーツ教育学部教授 角屋重樹氏 |
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9:50~10:35 |
基調講演2 「日本のエネルギー事情と福島のエネルギー環境教育」 いわき明星大学科学技術学部教授 東之弘氏 |
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10:40~11:30 | 活動報告(7エリア) | |
11:30~12:30 | 昼食 | |
12:30~15:10 | 実践報告 20分×8コマ×2会場 | |
15:15~15:30 | 講評・閉会挨拶 |
全国大会当日の様子
平成27年3月15日(日)、東京都江東区の日本科学未来館において「教職員ワークショップ 全国研修会」が開催されました。ご応募いただいた全国の教職員の方々にご参加いただきました。
冒頭、NUMO理事 関より「地層処分は100年以上の長いプロセスがかかります。子供たちに対する教育のあり方が重要です。NUMOは昨年度からは教育の場においても活動を始めています。本日は全国の先生方に学習指導案・教材の紹介、授業実践についてご報告していただくとともに、ぜひ情報交換をしていただきたいと思います」と、開催趣旨を説明いたしました。
その後、2名の先生から基調講演としてご登壇をいただきました。最初は、日本体育大学児童スポーツ教育学部教授の角屋重樹氏による「エネルギー環境教育の意義」と題した講演が行われました。「環境教育で目指す資質は、美しいものを美しいと感じる心。そして理性にもとづく感性、感性に基づく理性。他者の視点から判断しているか、いろいろな側面から判断しているか、未来を見て判断しているか、自分を振り返る判断があるかという視点で捉え直してみると、実践の評価軸になります」という解説がありました。
続いて、いわき明星大学科学技術学部教授の東之弘氏から、日本のエネルギー事情と福島県内で行われているエネルギー環境教育について解説していただきました。福島第一原子力発電所の現状や、福島県内に設置されているメガソーラー発電施設や洋上風力発電施設など取り組みが紹介されました。福島県内で大学が拠点となって行われているエネルギー環境教育の実態と課題についてもご紹介をいただきました。
午前中の最後の時間は、全国の研究会が今年度に取り組まれた活動を、南の地区から順番にご紹介いただきました。
全国の先生方の懇親を兼ねた昼食の後は、2つの会議室に分かれ、全国各地の教職員の皆様が作成した指導案や実施した授業についての発表がありました。未来館ホールでは、小学校から中学校、高等学校まで幅広い多様な教科・領域におけるエネルギー環境教育の事例が発表されました。会議室1では、小学校、中学校の各教科・領域におけるエネルギー環境教育の事例が発表されました。それぞれの会場で、質疑応答の時間に活発な意見交換が行われました。
その後、参加者が再び未来館ホールに集まり、2つの会議室で発表された実践報告を各会場のコーディネーターを務めていただいた長崎大学教育学部教授の藤本登先生と、いわき明星大学科学技術学部特任教授の石川哲夫先生に総括していただきました。
最後に、NUMO理事 関より「非常に充実した議論をされていました。日常生活の中でゴミ問題に関する気づきを感じてもらう授業から、物理学的・技術的な授業に至るまで、小学生、中学生、高校生と発達段階に合わせて実践されていて驚きました。放射性廃棄物にとどまらずエネルギー問題や廃棄物全体に対して身近に感じていただくために、これからもこの活動をバックアップしていきたいと思います」と閉会の挨拶をいたしました。

NUMO理事 関

日本体育大学児童スポーツ教育学部教授
角屋重樹氏

いわき明星大学科学技術学部教授
東之弘氏

