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日本とヨーロッパの水はなにがちがうの?
~水の性質を調べてみよう~

チカちゃん
お母さんとスーパーに行ったとき、日本産からヨーロッパ産のものまでたくさんのお水が売られているのを見たわ。種類が多くてどれを選んだらいいかすごく悩んじゃった!
博士
最近は世界中のいろいろな水から選ぶことができるよね。味の好みで選ぶこともできるけど、水の性質がちがうから目的に合わせて選ぶといいんだ。
チカちゃん
少しきいたことがあるわ。日本の水は軟水(なんすい)、ヨーロッパの水は硬水(こうすい)が多いんでしょ?なんでちがうのかな?
博士
含まれるカルシウムとマグネシウム=ミネラルの量によってわけられるんだ。その指標(しひょう)を「硬度(こうど)」というよ。基準は国や地域によってちがっていて、大きく言うと日本では硬度(こうど)100mg/l以下の水を軟水(なんすい)、それ以上を硬水(こうすい)に分類しているんだ。その成分のちがいは、地形の成り立ちや地層のちがいによるものなんだよ。
チカちゃん
軟水(なんすい)と硬水(こうすい)で実験したら楽しそうね。
博士
そしたら実験を通して、その性質のちがいと理由を考えてみよう!

NUMO博士の一言

原子力発電所(げんしりょくはつでんしょ)で使い終わった燃料(ねんりょう)から出るいらなくなったもの=廃棄物(はいきぶつ)は、建物の中で長い時間おいておくより、地下の深いところにうめる方法「地層処分(ちそうしょぶん)」がよいと世界でもいわれているんだ。
地表に近いところの地下水は流れが速くて、含まれるミネラルの量が少ないことがわかっているよ。
それにたいして深いところの水の流れはとっても遅くて、何万年もの間同じ場所でほとんと動かず、含まれるミネラルの量が多い水が見つかっているよ。

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