調査を受け入れていただいた市町村における調査の状況や対話の記録をお知らせします。

処分地選定に向けたプロセス

NUMOは、地層処分の対象となる放射性廃棄物の最終処分のため、「特定放射性廃棄物の最終処分に関する法律」に基づき、最終処分施設建設地の選定のための調査を行います。

処分地選定に向けたプロセス

<関連リンク>
▽よくあるご質問 地層処分事業はどのような流れで行われるのですか?
 
処分地選定のための調査などについて、アニメーション動画でご紹介します。
▽Channel NUMO 【地層処分って?】日本に処分できる場所なんてあるの?

文献調査とは

地層処分事業に関心を示していただけた地域において、地質図や学術論文などの文献・データをもとにした机上調査を行う一方、その地域において、事業をよく知っていただくとともに将来計画の候補になるかどうかを検討していただく調査です。

<文献調査の流れ>

文献調査の流れ

詳細は、パンフレット「地層処分に関する文献調査について」をご覧ください。

概要調査とは

概要調査では、地上からの物理探査やボーリング調査などにより、火山や活断層などに加えて、坑道の掘削に支障がある場所や、地下施設に著しい悪影響を及ぼすおそれがある岩盤中の破砕帯などがないかを確認します。
さらに、処分施設の設置に適した地質環境であるかを把握するため、地下の地質構造や岩盤の透水性、地下水の水質などを調べます。
具体的な方法としては、地表および空中や海上からの物理探査や、地表での地表踏査やボーリング調査など様々な技術を組み合わせて調査します。

物理探査
(写真提供:株式会社地球科学総合研究所)

物理探査
岩盤の地震波や電気の伝わりやすさなどの性質の違いを測定し、地層の構成や活断層の位置といった地下の様子を調査。

←地震波を用いた調査に使用する、地表から地下に人工的に振動を送るための特殊車両(大型バイブレータ)


ボーリング調査
岩盤に直径十数cmの孔を深さ数百mから1000m程度掘り、岩石や地下水を採取して、割れ目の性状の観察や、試験や分析によって地層の適性を判断するための様々なデータを取得。
また、ボーリング孔内部の試験を行い、岩盤の変形しにくさや岩盤中の地下水の流れやすさ/流れにくさ、水質などを調査。

ボーリング調査
(写真提供:一般財団法人電力中央研究所)
(左)調査用の櫓 (右)ボーリングで採取した岩石コア試料を観察

<関連リンク>
▽よくあるご質問 概要調査とはどのようなものですか?
▽Channel NUMO 概要調査で実施する地表踏査、物理探査、ボーリング調査等について映像でご紹介します

精密調査とは

精密調査では、処分施設を建設するための候補地域を詳細に調査します。概要調査よりも高精度かつ緻密に、物理探査、ボーリング調査等を実施します。その後、地下に調査施設を建設し、岩盤や地下水の特性などに関する調査・試験等を行い、処分施設の建設に適した場所を選定します。

<関連リンク>
▽よくあるご質問 精密調査とはどのようなものですか?
▽Channel NUMO 精密調査段階で構築する地下調査施設のイメージとして、JAEAの幌延深地層研究所を映像でご紹介します