6月25日から26日、韓国にて「地域との信頼醸成」をテーマにした高レベル放射性廃棄物管理に関する国際会議※が開催されました。処分地選定に向けて地域との対話を今後進める韓国をはじめ、日本、カナダ、フランス、スウェーデン、スイス、フィンランドの6か国から関係者が参加し、各国の取組みについて講演や質疑が行われました。
日本からはNUMOのほか、北海道寿都町の「対話の場」でファシリテーターを務める北海道大学大学院客員教授の竹田宜人氏、北海道神恵内村の「対話の場」運営委員をされている池本美紀氏が登壇しました。竹田氏からはファシリテーター経験に基づき、地域社会や住民との対話活動から得られた課題や教訓について発表されました。池本氏からは、文献調査の受け入れが決まった当時の率直な心境や、プロセスに参画する中での気づきが語られました。最も印象に残ったNUMO職員の言葉である「原子力に関しては一度の失敗も許されない」というエピソードなどを交えた熱いメッセージは、国境を越えて会場の心を大きく揺さぶりました。
こうした一連の日本の発表に対し、会議の参加者から「非常に印象的な内容だった」と称賛いただき、会議後には韓国で関心を持つ民間団体の方からもっと話を聞きたいとご要望を受けるなど、現地でも大きな反響を呼びました。
各国の発表で改めて示されたのは、地層処分事業を進めるうえでは、「地域の方々が抱く不安や疑問に継続して向き合うこと」が不可欠であるということです。リスクや不確実性を含めて継続して情報を共有し、対話を重ねていく姿勢こそが長期的な信頼関係の構築につながることを各国で共有しました。
NUMOは、世界からの学びと、地域の皆さまからいただいた大切な視点を今後の活動にも活かしながら、一つひとつの対話を丁寧に重ねてまいります。
※韓国のHLW Management Commission(高レベル放射性廃棄物管理委員会)主催による「Safety Improvement & Stakeholder Confidence in Radioactive Waste Management(放射性廃棄物管理における安全性の向上とステークホルダーの信頼に関する国際会議)」

会場の様子

質疑の様子

セッションでの講演(NUMO職員)