Vol.19 2026.06

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解説:地層処分の技術的信頼性について

2026年3月、「解説:地層処分の技術的信頼性について」を公表しました。本資料は、これまでに蓄積された科学的知見や技術開発の成果に加え、国内外の専門家による評価や海外での技術の適用実績を整理したものです。地層処分の技術的信頼性について社会の理解を得るため、ステークホルダーとの間で共通の認識を形成し、建設的な議論を促進することを目的としています。

ポイント1 段階的に確認される技術的信頼性

地層処分は、現時点で最も安全かつ実現可能な方法として国際的に認められた方法です。地層処分を進めるためには、社会的合意を得ながら段階的に進めるアプローチが重視されており、各段階で最新の科学的知見に基づき、安全性や技術的成熟度を確認しながら次段階への移行を判断していきます。こうした進め方に従って、海外では実際の地質環境に技術が適用され、処分場の建設段階に進んでいます。国際的に見れば、地層処分技術は実際の地質環境に適用され、建設段階まで成熟しています。

ポイント2日本における技術的信頼性の確認

日本では1976年から地層処分の研究が進められ、1999年に研究開発報告書が取りまとめられました。2000年には原子力委員会が技術的信頼性を評価し、事業化に向けた技術的な基盤が整っていることを示しました。同年「特定放射性廃棄物の最終処分に関する法律」が制定され、調査を段階的に進めて処分地を選定する枠組みが整備されました。こうした検討と制度整備を通じて、日本においても地層処分計画を事業段階に進めることができる技術的信頼性があることが確認されています。

ポイント3技術のアップデートと国際的評価

2000年以降、NUMOは実際の地質環境に対応した調査・設計・安全評価技術の確立に重点を置き、国内外の研究機関等と協力し、地下研究施設での技術実証や長期安全性の評価シミュレーション技術の高度化を進めてきました。さらに、技術や科学的知見を集約した「包括的技術報告書」を取りまとめ、国内外の専門家によるピアレビューで、地層処分の安全性を説明する能力と成熟度が評価されています。地層処分に必要な技術は国際レベルであり着実に確立してきています。

今後も、技術的信頼性の継続的な確認と向上に取り組むとともに、その内容を分かりやすく伝える情報発信を強化してまいります。

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